2018年6月にNPO法人を立ち上げて、この3月末にはじめての年度末を迎えました!短い期間で紆余曲折ありながら、少しずつかたちができあがってきました。まだまだ「犬や猫をかすがいに人がつながる社会」をめざすための直接的なコミットができていないのですが、カゾックだからこそできる活動の基盤ができてきたかなあという感じがしています。
立ち上げ当初は譲渡会イベントや保護活動&TNRをメインに行っていました。
そして拠点と活動継続のための収益事業を模索するなかで、後半はスペイクリニックのオープンに至りました。
法人化だけでなく、居場所ができたことにより信頼もしていただきやすくなり、いろいろなご相談をしてもらえるようになった反面、責任もとっても大きくなりました。まだまだ少ないメンバーで運営しており、未熟な部分も多々あるなかで、この第一期を応援してくださったみなさまには心から感謝いたします。
なお詳細な会計報告については現在税理士事務所にて会計中のため、追ってご報告いたします。
代表理事 山田亜美香
理事 門馬更夢
理事 中原絵梨奈
監事 山下一啓
獣医師 1名
動物看護師 1名
その他の事業は次年度(2019.4〜)からにより報告にありません。
ねことわたしスペイクリニックKOBE
殺処分ゼロをめざし人と動物の共生をはかるため、根本的な解決をめざす事業として猫の頭数管理を目的とした事業です。また、医療事業を通じて、保護動物の医療ケアや動物福祉の向上をサポートし医療費の削減にもつなげる目的があります。クリニック自体は兵庫県神戸市灘区にあり、イベントスペースを兼ねていて、今後は譲渡会や勉強会などを行っていきたいと思っています。
手術頭数:(オス)21頭、(メス)47頭、合計:68頭
妊娠頭数:21頭
堕胎数:91頭
送迎:11件
捕獲:4件
ご寄付:14,549円
なお、クリニック開院につきアドバイスを頂いたり、研修をさせていただき、開院後もいろいろなご相談をさせていただいたりなど各スペイクリニック・動物病院の獣医師の先生方、スタッフの皆様、各団体の皆様には心から御礼申し上げます。
設立当初に行った譲渡会イベントです。フリーマーケットなどを併せて楽しいイベントにしたくて開催しました。
譲渡会場内来場者数:34名(パネル展のみの来場は除く)
エントリー数:7組(猫、うさぎ含む)
入場料:36,500円(お子様は無料)
寄付:18,000円
譲渡会場内来場者数:57名(野外カフェのみのご来場は除く)
エントリー数:3組(猫、うさぎ含む)
入場料:30,000円(お子様は無料)
ご寄付:30,116円
イベント売上:1,820円
現状課題と反省点
よかった点
今後の課題
保護数:27頭
譲渡数:21頭
死亡:1頭(やっちゃん:FIP)
現状課題と反省点
各メンバーの自宅での保護だったため飼い猫もおり、隔離など可能な限り留意したがじゅうぶんな保護環境ではなかったといえる。活動に集中するためにも適切な医療・環境・譲渡準備のためにも動物保護は環境の整ったシェルターで管理をするべきという見解に。保護猫カフェに譲渡した後FIPを発症し戻した。ストレスによるものだと思われた。見極めはじゅうぶんに行ったが選択を誤ったのかと悔やまれた。(本当にとてもかわいくて人馴れしていたため今でもまだまだつらいです。)動物感染病などの医療知識についても今後はメンバーみんなでもっと学び、保護の質向上をめざすべき。
よかった点
保護主様、里親様、預かり様のご協力のもとほとんどの猫が譲渡されました。
(今残ってるのは、山田自宅にいる人馴れ修行中のプリン、ペン、体調経過観察中のナットウ、クリニックにいるフトウ。)
今後の課題
次年度より宮古島との連携がはじまるので主に宮古島の犬猫、地域ねこ部がはじまるので現在の主な活動地域である大阪府松原市内で保護された猫を中心にしていきます。保護するだけでなく、クリニック事業との連携で不妊去勢手術の徹底も進めます。譲渡会を引き続き行い、譲渡促進へ。里親募集サイトへの登録などが人手不足でできていないので、今後の課題です。
カゾックって何をやってる団体ですか?と尋ねていただくことが多くなりました。
しかし、一言でいうのは難しく「犬と猫を中心に人がつながりあう社会をめざしています」とお答えしています。
これまで個人的な保護活動を通じて、それぞれが多くの人と出会い助け助けられてきました。
年齢も職業もバラバラ、老若男女が垣根なく犬と猫を中心につながりあうことができました。
一人ではできることは限られているけれど、みんなとなら大きな理想を描くことができると思いました。
なにか1つのことに特化したNPOではないけど、
わたしたちだからこそできるオリジナルの活動をこれからも模索しながらやっていきます。
まだまだ人手も資金も時間も知識も経験もなにもかも足りていません。
今後も皆様からのご支援・サポートが必要です。
どんなかたちでもいいので一人でも多くの人が人間や動物の垣根をこえて
家族になれる、いろんな家族のかたちを認めあい受け入れられる社会をめざしたいです。
ほんとうにやりたい、命の教室や子供たちと動物が触れ合う機会をつくること。
次年度ではできますように(*^^*)
そして、
言葉を話せない動物が気の毒な目にあうことが今日より明日、少しでも減りますように。
こどもたちがそれぞれの居場所を見つけ、小さな命に優しくできる世界へ。
KATZOCでは、飼い主のいない猫に関する問題や
多頭飼育崩壊に関する問題などに注力しています。
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